本文へスキップ

アジア・ウオッチ・ネットワークはアジアに幅広い取材アンテナを張ります。

アジア・ウオッチ・ネットワークAsiaWatchNetwork


見出し子供の「涙」     (2013年3月25日)

 






 北朝鮮は人権状況が劣悪だ」として国連からたびたび改善指摘を受けている。金正恩第1書記の新体制になって改善の動きはあるのか注目されてきたが、少なくとも「イメージ一新」に力を注いでいるようには思える。

 昨年6月、2万人の子供を全国各地から平壌に招待し、「朝鮮少年団創立66周年」の祝賀大会を催した。朝鮮少年団には、小学校3年から中学校3年、9〜13才の児童・生徒が加入している。この大会は 金正恩第1書記が名実ともに国家指導者の地位についてから半年後に開かれたもので、内閣や労働党の幹部が子供たちの宿泊施設を訪れるなど異例続きで、労働新聞も「空前絶後の特大事変」と伝えた。

 北朝鮮には「領袖福」と呼ばれる言葉がある。金日成主席、金正日総書記、金正恩第1書記が、代を継いで人民に向ける愛情のことらしく、北朝鮮独特の言葉だろう。「指導者の愛情と人情味」に触れると感極まると涙ぐむのが、北朝鮮人民でる。
 子供たちが涙を流す場面がテレビニュースなどで見受けられるが、「あれは演出だ」と指摘する声もある。その真偽はよくわからないが、子供の涙まで演出されるなら、空恐ろしいと感じる。

 子供の涙について、金日成主席は回顧録「世紀とともに」で次のように述べている。「涙は、自分を愛するか、愛することのできる人たちへの、子どもの精一杯の訴えである。人々がその涙に胸をしめつけられ、耳を傾けるのは、子供を慈しみ見守るのが人間の本性のうちでももっとも基礎的な本性であるからである」。







(Asia Watch Network 村上知実)













English version (英語版)


Photo


ビデオ