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見出しスポーツ振興と国威発揚    (2014年11月3日)
日)










オープンカーを運転したキム・グァンシク氏





 北朝鮮は金正恩第1書記のもと、2012年に国家体育指導委員会を発足させ、スポーツ振興に力を注いでいる。第17回アジア大会での金メダル獲得数は11個で参加国中7位は大健闘と言える。

 選手を迎える平壌は大いに盛り上がった。空路平壌に到着した選手を迎えたのは「歓迎専用のオープンカー」。大型トラックを改造したもので、好成績を上げた選手団を乗せ、平壌市内を一周、市民の熱烈な歓迎を受けた。
 「歓迎のオープンカー」を運転したキム・グァンシク氏の熱い思いが届いた。
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ー「オープンカー」を運転した感想は。
 選手を見て涙を流す市民が多っかた。政治・経済的および軍事的圧力と制裁のなかでスポーツ発展をめざしているわが国にとって金メダルの影響力は大きい。
 金メダルを獲得した選手団には、いろいろな恩恵があるだろうが、この新型オープンカーも特色のある歓迎であった。こんな歴史的な体験をできたのは人生の幸運と思う。
ーオープンカーの特別な意味は。
 わが国では最近、文化施設や工場、近代的なアパートをはじめ、新しいものが多く登場している。大型のオープンカーに乗っている選手を見ることで、市民の夢がもっと大きくなったし、夢が現実的になるスピードが高まっている。これこそ、私たちにより大きな希望と喜びを与えてくれた。オープンカーは多くのことを物語っている。
 月桂樹の家で暮らすのが昔からの朝鮮人の素朴な夢であった。選手団が乗っていたオープンカーは、朝鮮の美しい未
来を見せる21世紀の月桂樹だ。
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 続いて、アジア大会参加者をねぎらう宴会が平壌の「木蘭館」で盛大に行われた。
 まず、崔竜海・体育指導委員会委員長は「選手の活躍が世界中に北朝鮮の尊厳と栄誉を知らしめた」と賛辞を贈った。
 その上で「今回の成功を揺るぎないものとするため、さらなる鍛錬を積んでアジアの覇者となり、北朝鮮の天下無敵の迫力と威厳を大いに発揚しなければならない」と強調した。

 スポーツ振興で国威発揚を狙うのは、前近代的とする見方もある。しかし、日本はじめ先進主要国も金メダルにこだわり、国威発揚の刺激としてきたのは間違いない。





(Asia Watch Network 小堀新之助)














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