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見出し北朝鮮の食糧問題と農業政策 (2014年3月31日)

 







  金正恩第1書記は、「新年の辞」で「党内に潜んでいた宗派の汚物を除去…」と述べ、国内態勢の引き締めをはかった他、対外政策では対南関係改善の姿勢が注目を集めた。しかし、経済関係者が関心を寄せたのは、「農業部門が先頭に立って革新ののろしを高く掲げるべきだ」という発言だ。

 食糧問題の解決を「新年の課題」と位置づけたのは異例のことである。さらに、「農業部門は社会主義守護戦の最前線だ」という表現も今年初めて登場した。食糧問題を今年中に解決しようとする、強い決意の表れととらえてよい。

 2月には北朝鮮で初の「農業分組長大会」が開催された。これまで全国農業大会は数回開かれたことがあるが、協同農場の最末端組織の責任者である分組長を集めて会議を開くのは今回が初めてだ。この大会を契機に今年から分組管理制の実施がさらに強化されると見られる。

 さらに、分組管理制が家族単位に変更され、農民の生産意欲を刺激するために、現物分配制を見直しするとの指摘もある。今年、北朝鮮は食糧問題解決のため、これまで余り手を付けてこなかった農業政策に大胆に取組む予感がする。










(AsiaWatchNetwork 小堀 新之助)














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