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見出し見極め困難な北朝鮮の軍事演習と外交 (2014年7月27日)

 





 北朝鮮は日本海に向けてミサイルやロケット砲弾の発射を続けている。北朝鮮自から「ロケット発射訓練」、「島上陸作戦訓練」など物騒な名称を付け、軍事演習であることをメディアに公表している。
 金正恩第一書記が頻繁にこれらの軍事演習を視察したことも報じている。一連の演習・訓練は、日・韓・中の周辺国だけでなく、地理的に遠い米国も強い警戒感を抱いた。

 朝鮮半島での軍事演習は北朝鮮だけが実施している訳ではない。韓国では米軍が主導する米韓合同軍事演習は、定例行事のように行われている。
 これに対し、北朝鮮は、強く反発してきた。昨年は米韓合同軍事演習にF-22ステルス戦闘機やB-52戦略爆撃機、ステルス戦略爆撃機B-2が投入されると、「次に出動したら、軍事的対応を取る」(3月19日北朝鮮外務省声明)と警告した。

 今年、米韓の大規模軍事演習は2月に行われ、さらに7月、8月に実施される。最近の一連の北朝鮮の演習は7月、8月の米韓合同演習への対抗処置とみるべきだろう。

 姜錫柱・朝鮮労働党書記は7月10日、訪朝したアントニオ猪木・参議院議員一行に、「米韓に対する抗議の表示としてミサイルを撃った」と説明している。

 この変わりぶりは軍事面だけでない。外交では先んじて、その兆候を見せている。例えば日朝。これまで、「拉致問題は解決済み」の頑なな姿勢を堅持してきた。それが一転して日朝交渉が頻繁に開催されるようになった。南北関係でも、北朝鮮は南に対して誹謗と中傷だけでなく、融和攻勢も仕掛けている。
 
 北朝鮮の硬軟取り混ぜた外交政策と軍事的対応に、各国政府は翻弄されているようだ。

               
                  (Asia Watch Network  小堀 新之助)















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