本文へスキップ

アジア・ウオッチ・ネットワークはアジアに幅広い取材アンテナを張ります。

アジア・ウオッチ・ネットワークAsiaWatchNetwork


見出し北朝鮮の経済改革     (2014年8月1日)

 


食品工場を視察する金正恩第一書記





真新しいレストラン(平壌)
 いま北朝鮮政府が力を注ぐ経済政策は、「社会主義企業責任制と勤労者担当責任制」だという。説明を求めると、社会主義企業責任制については、「すべての企業(工場、企業所、協同団体)が独自的な経営権を100%行使できるように必要なすべてが条件が保障されている。
 各企業は諮問サービス機関の協力のもと、経済的な相場を科学的に見通し、注文、契約によって自らの合理的な計画を作成し、制限なく生産手配と人数調節、資金造成・支出を行うなど自分の企業のすべての活動を責任をもって独自的に行っている。」との答えが返ってきた。要するに企業の独立採算制を認めるということか。

 また、勤労者担当責任制は、「…各企業は機械設備と土地、施設物などの財産を勤労者に固定的に担当させ、主人らしく、そして競争的に管理・利用するようにしている…」だそうだ。
 これは労働者に、これまでのような「親方、藍紅色旗(北朝鮮の国旗)」ではなく、背後には国家が控えているから失業の心配はない、といった甘い認識を捨てろということだろう。

 その結果、不振を極めてきたサービス業が大きく改善され、水産部門では、生産量が過去の業績から数十倍に飛躍したとの報告もある。
 そして、もっとも力を入れているのは科学技術分野の人材育成だと言われている。

 中国は「社会主義市場経済」なる理論を展開し、社会主義を堅持しながらも市場経済を導入して経済の活性化を図った。中国式ではないか、と問うと強く否定するが、経済システムの充実、改革に真剣に取組んでいるのは間違いないようだ。


               

(Asia Watch Network 村上知実)















English version (英語版)


Photo


ビデオ