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見出し自転車専用レーン       (2015年7月23日)
日)








 日本では自転車と歩行者の接触事故が多発し、社会問題となっている。警視庁によると、昨年、自転車と歩行者の事故は全国で2625件、ほとんどは軽傷事故だが死亡事故も5件あった。
 かつて自転車は車道を走るのが当たり前だったが、自動車が激増した1960年(昭和40年)代になり、自転車の歩道通行が暫定的に認められた。その結果、今度は自転車と歩行者の接触事故 が起こりはじめた。自転車はどこを走るべきか、模索が続いている。

 北朝鮮でも近年自転車が急増し、歩行者との軽い接触事故がしばしば起こっている。平壌市内は歩道が広く、自転車は歩道を走っていた。しかし、歩道上に「自転車レーン」の表示はなく、歩行者との接触が増加し問題になっていた。
 そこで昨今は、歩道上に「自転車専用レーン」を設置するようになり、歩行者と自転車の接触事故が減ったと言う。

 「自転車専用レーン」は歩行者用と区別が簡単にできるように区分けの線が引かれている。自転車を走行する人だけでなく、歩行者にも分かりやすく仕切られている。平壌は自転車や歩行者が共存できる街に変貌している。

 最近、目立つようになったのが電動式自転車だ。その普及に大きな影響を与えたのは、春と秋に開催される「平壌国際商品展覧会」である。
 今春、電動式自転車を購入したリグャンボク(35歳)さんは「普通の自転車に比べるとスピードが出る。歩行者との接触が不安だったが、自転車専用レーンができ安心して走行できる」と語る。 

 最近、北朝鮮は新型トロリーバスの開発を進めたり、植樹を積極的に行ったりするなど、市民生活、自然環境優先の政策を重視している。自転車専用レーンの設置も最高指導者(金正恩第一書記)の
昨今の施政の繊細さを伺うことができる。北朝鮮の変化を些細なことからも読み解くとことは、重要だ。


(AsiaWatch Network 小堀新之助)












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