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見出し投票率           (2015年7月26日)
日)





リ ジンア さん


キム ギジョン さん


投票するキム ヨンエ さん

 2014年12月に実施された衆議院選挙の投票率は、52.66%(小選挙区)で戦後最低だった。20歳代の投票率は33.1%、70歳代は76.9%という数字から、投票を「義務」と高齢者は考え、若い人は「個人の自由」と、とらえているとの分析もある。

 一方、北朝鮮では、毎回、100%に近い投票率、と発表されるのが常だ。
 7月19日、地方議会に相当する道・市・郡人民会議代議員選挙が行われ、代議員2万8452人が選出された。北朝鮮の選挙は立候補者は1つの選挙区に1人だけで、複数の候補者が争うことはない。
 したがって候補者同士による政策論争や選挙運動は行なわれない。
 これでは選挙への関心が低いと思われるが、北朝鮮では選挙も社会活動の一つとみなされるのであろう。今回の選挙の後に中央選挙指導委員会は「選挙を通じて、金正恩第一書記の指導の下に主体革命偉業を完成しようとする全人民の意志を誇示した」と強調したことからも、このことが伺える。

 投票日は休日となる。多くの市民が投票所周辺で踊りを披露するなどして選挙を盛りあげたようだ。
 今回の選挙について市民の声は…。

*平壌外国語大学英語学部学生リ・ジンアさん(17歳)
 「初めて選挙権を行使できました。世界柔道界で名をとどろかしたケ・スンヒさんに賛成投票しましたが、選挙に参加する感動は忘れることができません」

*牡丹峰区域のキム・ギジョンさん(82歳)
 「もちろん、賛成の投票です。私は戦勝節に際し催される第4回全国老兵大会にも参加するようになった。共和国のふところで青春時代は勿論、老年期も生き甲斐のある生活を送ることができ嬉しいです」

*綾羅イルカ館ガイド、キム・ヨンエさん(29歳)
 「今日、わたしが賛成投票した人は平凡な労働者です。労働者も国の政事を論ずる代議員に選ばれたのがとても嬉しいです。今日は一日中踊りたい気持です」

 朝鮮中央通信は今回の投票率を99.97%と報じている。




(AsiaWatch Network 小堀新之助)












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