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見出し代議員になった女子柔道の強豪 (2015年8月13日)
日)




ケ・スンヒ (桂順姫)代議員






牡丹峰体育団




ベク・ギョンオク 選手

 谷(旧姓・田村)亮子参院議員は、かつて女子柔道選手としてオリンピックで2回、世界選手権で7回も金メダルを獲得している。柔道競技を引退した後、2010年の参議院議員通常選挙比例で当選した。
 北朝鮮にも谷議員と同じような女性議員が誕生した。ケ・スンヒ(桂順姫/36歳)である。ケ・スンヒさんが柔道を始めたのは9歳で、16歳の時に、アトランタ・オリンピックで田村(当時)亮子選手を破り金メダルを獲得した。
 田村選手の金メダルは確実とみられていたが、その夢を打ち砕いたのがケ・スンヒ選手だった。その彼女が先月北朝鮮で実施された地方人民会議代議員選挙で「平壌市代議員」に選ばれた。
 谷亮子議員と同じように議員になったことは因縁を感じる。
 金メダル候補の本命を破ったアトランタ・オリンピックの優勝は世界柔道界を驚愕させた。その後、2001年から2007年までの世界選手権では4連覇を成し遂げ遂げ、現在は牡丹峰体育団で監督とし
北朝鮮女子柔道界を引っ張っている。

 地方人民会議代議員選挙で平壌市代議員に選ばれてことについて、「平凡なスポーツマンで、監督に過ぎない私が代議員になったのは夢みたいです」と話している。
 ただ彼女は運動選手一筋だったわけではなく、19歳の時(1998年)から8年間、区域代議員として社会活動にも関わってきた。19歳という若さで代議員の重責を担ったことは負担ではなく、祖国のために国際競技で好成績を収めることが自分の責務だと誓い、国際競技で4回も優勝を勝ち取った。
 ケ・スンヒさんはスポーツマンとしては北朝鮮で最高の栄誉を浴び、恵まれた人生を歩んできた。13歳で共和国少年スポーツ名手、15歳で共和国スポーツ名手、16歳になると人民スポーツマン、そして22歳では北朝鮮国民の最高栄誉である労働英雄の称号を授かり、24歳の時には金日成賞を受賞している。
 平壌市代議員になった喜びに胸を弾ませ「人民が私に賛成投票したのは祖国の栄誉をとどろかすような立派な選手たちを育成することを期待したからだ」と話した。そして、「スポーツ選手でも代議員になる制度のために、さらに励みます」と付け加えた。

 ケ・スンヒさんから指導を受けているベク・ギョンオク(20歳) 選手は「ケ・スンヒ監督が平壌市代議員になり選手皆は大喜びでした。私もケ・スンヒ監督のように人民や全世界の知る立派なスポーツ選手になるため、さらに猛訓練に励みます」と興奮ぎみに話した。

(AsiaWatch Network 小堀新之助)












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