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ベトナムにみるODAの存在感   (2014年12月8日)



ニャッタン橋(日越友好橋)





ノイバイ国際空港(ハノイ)
 ハノイの表玄関であるノイバイ国際空港で新ターミナルの建設が進められている。そこからハノイ中心部への高速道路とニャッタン橋(日越友好橋)の建設は、日本のODA(政府開発援助)によるもので、この新しい国際ゲート・ウエーは、2015年に運用開始が予定されている。

 目を見張るのは、空港新ターミナル。日本の大手建設会社が工事を進めている。ノイバイ国際空港は、ホーチミン市のタンソンニャット空港に次ぐベトナム第2の国際空港で、ベトナム国内8都市、海外約30都市へ25の航空会社が就航している。 年間旅客者数は600万人と言われ、現行施設では利用者増に対応できないため、旅客ターミナルビルを増設することになった。
 これにより、既存の第1ターミナルビルを国内線専用にし、第2ターミナルビルを国際線専用として運用する予定だ。

 空港に出迎えてくれたベトナム人ガイドは、「これも日本のおかげです。ベトナム人は日本の協力・支援を感謝しています」と何度も口にした。
 ODAは国際貢献の有力な手段だ。とりわけ紛争解決に、直接、武力行使をしてこなかった日本にとって存在感を示す源である。かつてその実績額は世界一位だったが、巨額の財政赤字を立て直す一環として削減の対象となり、米英独仏に抜かれ五位に転落した。

 これまでも日本の支援は「巨額の割には“顔”が見えない」と言われてきたが、急激な縮小でさらなる「印象度」の下落が心配された。しかし、日本の支援は、アジアの躍進を支えてきた実績とノウハウ、それに信頼がある。
 相手の自主性を尊重し、協力する精神を心得ている。日本の国際的な役割の大きさ、その期待の大きさはいまも変わらない。それはハノイの国際ゲート・ウエーの完成を心待ちにするベトナム国民の姿をみれば分かる。来年は、ベトナム戦争の終結、サイゴン陥落から40周年に当たる。そのサイゴン(現ホーチミン市)でも日本の協力による地下鉄建設計画が進められている。

 ベトナムは、2000年代には平均7%を超える高成長を達成し、一人当たりの所得も低中所得国レベルとなった。メコン地域の経済開発において重要な役割を果たす東西回廊や南部回廊の一端も担っている。その一方で、経済成長に伴い増大している運輸交通などインフラ整備は不足しており、日本の協力の重要性はますます高まっているといえる。












                                         







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