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首脳会談              (2018年3月28日)




河野外相とペンス米副大統領(ワシントン)
 韓国の平昌で冬季五輪が開かれ、北朝鮮選手団・応援団も参加した。この融和ムードに包まれ、南北朝鮮の首脳会談、さらに初の米朝首脳会談も行われる見通しだ。
 朝鮮半島情勢が劇的に好転するか、それとも会談の成果が上がらず、暗転するかは予測が難しいが、ひとまず戦火の危機が去ったことは歓迎すべきだろう。
 その中で、韓国の康京和外相が3月中旬、ブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)外相会議に非公式に参加した。これはEUが北朝鮮の非核化につなげる仲介外交に意欲をみせているからだ。康外相は南北・米朝首脳会談が開催される見通しになった経緯を説明し、北朝鮮の非核化に向けてEUに連携を呼びかけたとみられる。
 EUは、2015年のイラン核合意につなげた交渉を支援した実績がある。中でもスウェーデンなど北欧諸国の動きが注目される。スウェーデンは1973年に西欧諸国で初めて北朝鮮と外交関係を結びその2年後、平壌に大使館を開設、北朝鮮と国交のない
米国などの利益代表を務めている。
 バルストロム外相は、韓国の康外相訪欧の直前にスウェーデンを訪問した北朝鮮の李容浩外相とも会談している。この会談は2日にわたり、濃密な意見を交わしたとみられる。欧州メディアによると、バルストロム外相は「(北朝鮮との)接触を生かせるなら最善を尽くしたい」と話した。
 そもそも米朝首脳会談開催は、「欧州先行」によるものだったという。EU欧州議会の「対朝鮮半島交流議員団」の団長であるのディーバ議員(英国)は、「議員団が過去3年間で北朝鮮の閣僚級らと十数回にわたって秘密裏に接触していた」とし、この接触が米朝首脳会談への契機になったと説明している。
 こうした経緯から、スウェーデンなどの北欧やスイスといった欧州各国が、米朝首脳会談の一つの候補地として浮上した、との見方がある。
 「非核化・核廃絶」といえば、昨年、ノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が頭に浮かぶ。その事務局長のベアトリス・フィン氏はスウェーデン人女性だ。ジュネーブの非政府組織で軍縮問題を担当したあと、2014年にICANに移籍し、事務局長になった。核廃絶・非核化に真剣に取り組む
北欧諸国の「風土」がよくわかる。

 この「風土」に比べると日本の対北朝鮮政策には信念らしきものを感じない。南北、米朝首脳会談が実現されそうになると、あわてて河野外相が米国へ飛び米、韓の高官に首脳会談で拉致問題を取り上げるように要請した。北朝鮮を巡る交渉で日本は梯子を外されたようなので、、南北、米朝の活発な動きを考えれば韓国や米国に頼る気持ちも分かるが、やはり情けないだろう。
 かつて、韓国の朴槿恵・前大統領が在任中の外遊で日韓の歴史問題、とくに従軍慰安婦問題を日韓以外の第三国に提議したとき日本のメディアは“告げ口外交”“言いつけ外交”“おばさん外交”と揶揄している。
 河野外相が米国でとった行動は北朝鮮からみれば“告げ口外交”“言いつけ外交”だろう。拉致問題は日朝間で正々堂々と「1対1」でやれば良いのに…と思う。












                                         









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