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Extra#21   北朝鮮の入学式









ミンフン小学校の教育機材




息子さんと記念写真に収まるチェ・ウンスンさん




 入学式につきものといえば桜だ。門出の春には桜が似合う。しかし、世界的にみると4月に入学式を持つ国は極めて少ない。
 9月が主流でアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ロシア、中国などだ。
 アジアでみればシンガポールは1月、タイは5月になっている。しかも、日本の
ように厳粛な入学式や始業式をする国は少ない。簡単な入学手続きを済ませて終わるだけだという。

 「近くて遠い国」の北朝鮮では、何故か4月に日本と同じような入学式を行っている。小学校の入学式は、制服があるので私服が多い日本の小学校とちょっと雰囲気が違うが、親が付き添い、門出の記念写真を撮る風景は日本と変わりない。

 今年の小学生の制服は、「子供は国の宝」とする金正恩第一書記の指示で、北朝鮮産業美術創作社衣装創作室が丹念にデザインしたものだ。新しいデザインの制服に身を包んだ生徒の晴れ姿が春の日差しに輝いていた。

 平壌市牡丹峰区域にあるミンフン小学校では、朝からお祝いの花束を手に持った生徒と保護者でで賑わった。
 ミンフン小学校の教員や父兄、生徒に入学の抱負を聞いてみた。

■シン・ヒョンヒさん(教員、28歳)。
−学校の歴史についてお話してください。
 この学校は、1928年に建てられて女子学校でした。金日成主席が回顧録で愛国的な女性だと 評価した白善行が、朝鮮人の子女を教育するために個人の資金で作りました。日本帝国主義が植民にして朝鮮の言葉と文字、「創氏改名」で人々の名前まで奪っていた時代です。
 国が解放(1945.8.15)された後、平壌第10中学校となり、停戦後(1953.7.27)は平壌第40人民学校に改編されました。1954年4月1日、金日成主席は廃墟も同然なわが学校を訪れ、学校建設と教育事業において提起される問題を一つひとつ教えました。
  その後、わが小学校は、偉大な大元帥たちの崇高な教育政策を掲げて活動した結果模範的な教育単位に授与される赤旗称号を受ける栄光を担いました。全般的12年制義務教育を実施するという金正恩元帥の指導に従い、3階建ての校舎は4階建てに拡張され、全教室で多機能教育を実現できるようになりました。

■チェ・ウンスンさん(牡丹峰区域ミンフン洞85班、35歳)。
−息子を学校に入学させた母親の気持ちはどうですか。
 幼稚園に通っていた息子が小学校に入学して、国の恩恵がいかに大きいかを改めて感じるようになりました。
 冬用と夏用の制服、靴まで国から支給されました。鞄の中には教科書やノート、筆箱、鉛筆など学習に必要なものは全部揃っていました。しかも費用はただ同然です。
 私は被服工場の労働者として1カ月の生活費は平均50万ウォン以上ですが、その百分の1です。国家は全国の生徒に新しい制服や学用品を支給しています。その費用と手間を思うと、国のためにもっと多くの仕事をしなければならないと思います。

■キム・リュヨン(ミンフン小学校1年生、7歳)。
−大きくなったらどんな人になりますか。
 母の願い通りの人になりたいです。
−それはなんですか。
 母は私が最優等生になってこそ国のために多くの仕事をすることができると言いました。最優等生になるために頑張ります。。


(AsiaWatchNetwork  村上知実)












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