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Extra#36           10歳の天才ピアニスト







第9回国際器楽演奏家コンクール・「銀音叉」の
特等カップと賞状








韓日英さんのピアノ演奏を楽しむ家族






韓日英さんは絵を書くのが大好き
 十代の天才ピアニスト、他国に比べると日本は少ないといわれる。十代で国際コンクール出場するピアニストになるには、才能は言うに及ばず、環境に恵まれなければならないからだ。
 その点、北朝鮮のような国家が全面的に後押しするシステムの国の方が天才ピアニストが育つには恵まれた環境かもしれない。
 金元均音楽総合大学平壌第一音楽学院初級班1年生の韓日英(ハン・イルヨン)さんは2年前、8歳のときロシアで催された第9回国際器楽演奏家コンクール・「銀音叉」で優れた成果を収めた。
 コンクール参加者の中で年齢は一番幼なかったが、指定曲を立派に演奏し、コンクールの最高賞である特等カップと賞状が授与されている。
 いま北朝鮮が世界に売り出そうとしている“天才ピアニスト”だ。韓日英さんとご両親に話を聞いた。

<問>どのような家柄なのでしょう?
<父>人々はうちの家庭を芸能人一家だと呼びます。父も叔父も芸能人だったし、私も芸能界で活躍したことがあります。
<母>舅のハン・シヒョン氏と舅の弟であるハン・シズン氏は「党の旗のもと」、「わたしの運命を守ってくれた母なる党よ」、「平壌冷麺が一番だ」のような名作を創作した有名な作曲家です。2000年8月、ハン・シヒョン及びハン・シズン音楽会が平壌国際映画館で開催されましたが、当時、わが国で初めて革命歌謡を採譜して歌謡集を完成し、古い楽譜を近代的なのものに変えました。それから数多くの映画音楽を創作し、はっきりした生の足跡を残した彼らに人々は真心を込めて祝賀の挨拶を送ってくれました。夫もピアノ協奏曲の「白頭山の吹雪」を創作して広く知られています。
<問>娘さんはいつからピアノを習い始めたのか?
<母>娘はピアノの音を子守歌のよう耳にしながら育ちました。3歳の時には、和音を聞き分けて人々を驚かしました。
<問>どこで専門教育を受けたのか?
<日英>私は慶上幼稚園と平壌第一音楽学院の小学班で音楽の基礎教育を受けました。その後、ロシア・チャイコフスキー名称モスクワ国立音楽大学付属中央音楽学院で勉強しました。
<父>偉大な金正日総書記は2011年11月のある日、うちの娘に会ってくださり、娘が編曲したピアノ曲「足取り」とショパンの技巧曲「子犬のワルツ」をお聴きになって、実に立派だと褒めてくれました。そして、このような神童は国家が面倒をみて成功させるべきだとおっしゃり、留学させる時は、親も一緒に行くように措置を取ってくれました。
<問>娘さんの留学時代の話を聞きたいです?
<母>娘は入学試験を受ける時から波紋を呼び起こしました。ショパンやモーツァルトなどの器楽曲を演奏した時、試験官らは「本当にうまい、なんとも言い表すことが出来ない、こんな神童を育てる朝鮮の教育システムに感服した」と口をそろえて言いました。聴音試験の時にも、15個以上の合成音を正しく聞き分け、学院の院長は「名誉をかけて言うが、わが学院には韓日英さんを教える教師がない、大学の教師を招聘すべきだ」と打ち明け、ロシアの人民俳優で、国際コンクール受賞者である大学教授に教わるように措置を取ってくれました。それから慣例を破って予備科を経ず、本科に入学させてくれました。
<父>娘は入学後も、数年かかる課題を1年で完成し、毎月の発表会で新しい作品を打ち出したり、数ヶ月もかかる難しい協奏曲を10日間で仕上げたりしました。それからロシアで5年おきに開催される神童らの舞台に出て、上手に演奏して最高の人気を集めました。
<問>国際コンクールについて知りたい。
<日英>あれは世界各国の有名な青少年を年齢別と種目および器楽部類に分けて技量のレベルによって順位を決める世界的なコンクールです。
<問>趣味は何ですか?
<日英>休日には絵を描いたり、プールに行ったりします。
<問>希望は何ですか?
<日英>一銭も出さずに私をピアニスとに育ててくれた社会主義祖国の栄誉を輝かす世界的な音楽家になりたいです。今、私はピアノ独奏曲「わたしが守っている祖国」の創作を仕上げました。先生と親の期待に報いるかどうか、心配です。
<問>心配するのは責任感が強いからでしょう。立派な音楽家になってほしいです。
<日英>ありがとうございます。


(AsiaWatchNetwork  村上知実)











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