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Extra#38           英才幼稚園の一日








大同門幼稚園 キム・ヒョンエ 園長

 北朝鮮では6月1日がの「こどもの日」(国際児童節)になる。平壌市内の幼稚園・保育園では運動会などの催しが開かれた。
 幼稚園の1年間は義務教育になるが、多くの子供はその前の1年から通園する。
そして、北朝鮮幼児教育の特徴は幼いうちに専門性を鞠育することだろう。
 平壌の中心地、大同門幼稚園に「早期音楽班」がある。ここでは音楽・芸能系の「神童」が集まり英才教育が行なわれている。その一日を追ってみた。

 朝8時、「早期音楽班」の園児乗せた1台のバスが幼稚園の門をくぐる。市内各所から秀才・天才を集めるために、特別に幼稚園バスを運行している。
 園児たちはバスから降りると教室に入り、さっそくリズム音楽に合わせて体操を行う。一日の始めから専門芸術教育を受ける。この幼稚園は、北朝鮮では圧倒的な人気を誇る牡丹峰(モランボン)楽団のバイオリニストを初め、多くの芸能人を輩出している。

 その教育内容は音楽・芸能に徹底している。園児らは時間が経つのも知らず習熟に夢中になるという。花びらのような手で伽耶琴を弾く子供がいれば、壁に設けられた大鏡に小さな姿を写しバイオリンを弾く姿勢を正す子供もいる。
 一人で唄いながらピアノの演奏技法を熟達する園児は見るほどに凛々しくて、慎ましい。

 とはいえ、まだ幼い園児たちだ。遊戯や娯楽、おやつの時間も欠かせない。昼寝の後の遊戯時間には思う存分遊ぶ。しかし、遊びの時間の後には再び英才教育が待っている。それぞれ専攻の練習室に戻って聴音・視唱、歌、踊りなどを教わる。

 バイオリンを専攻するチェ・ユヨン(6歳)ちゃんは「私は幼稚園の生活が本当に楽しい。大好きです」と微笑んだ。
 功労教員で園長のキム・ヒョンエ(50歳)先生は「われわれは園児らの将来まで思い、正しく教えるために知恵と熱情を尽くしています」と話す。
 ある園児の親(35歳)は「わが子の才能を伸ばすこんなにありがたい制度は、他にはみられないと思います」と打ち明けた。

 英才教育が徹底しているといわれる北朝鮮。「早期音楽班」の園児らの一日はこのように流れる。




(AsiaWatchNetwork  村上知実)











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